来週はもう2025年のスタートです、今年のブログの締めとして沖縄の石についての軽〜い考察をしたいと思います😊

query_builder 2024/12/23
エクステリア玄関内装外壁琉球石灰岩
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琉球列島の島じまは、東西約1,000km、南北約400kmの広大な海域に点在します。そのため、ひと言で美しい亜熱帯の島といっても、それぞれの島の成り立ちは少しずつ異なり、島を構成する岩石や島の地形も少しずつ異なります。島々を旅行する時、少しだけ目線を変えて、島を形作る岩石や地形にも目を向けて見ると、島々の新たな魅力がみつかるかもしれませんね!

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これは琉球列島海底地形図と言って、沖縄近辺の海底の地形を表したものです。

大陸側と太平洋側ではこんなに地形が違っているんですね!

だから、単に沖縄の石といっても道端や河原、海岸に転がっている石ころ、島々や地層を構成する岩石や化石、ガジュマルに抱かれすた石灰岩などなど様々です。

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また石には石炭等の化石燃料や、金や銅等の金属資源、煌びやかに輝く宝石、誕生石やパワーストーン、石器、石積み、壁材や墓石に用いられる石材等々・・・。人によって思い描く「石」のイメージは実に様々です。
それだけ「岩石鉱物」は、古くから私達、人類にとって、大変身近な存在だったことが考えられます。何気に道端に転がっている石ころには、多くの人は注目しないかもしれません。
 しかし、そのような石ころにも、そこに存在するまでの大きなストーリーが隠れています。宇宙や地球の活動は原子を作り、それらが規則正しく結びついて鉱物を作ります。さらに鉱物が集まって岩石を作ります。そして岩石鉱物は大地を構成し、その上に生きる生命の基盤となります。

ずいぶん壮大なお話しになりましたけど、沖縄の生活に石はとっても大事なものなのです。

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沖縄のちょっと田舎に行けばこんな石塀をよく見かけますが、お馴染みの琉球石灰岩の石塀にも色々あるみたいです。

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これは野甫島にある(粟石)という石で出来た塀です。粟おこしに似てるからついた名前みたいです。

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これは慶留間島の(サンゴ)出ている塀です、同じ琉球石灰岩の塀でも積み方がこんなに違うんですね!

沖縄の石は約30%くらいが琉球石灰岩ですが、沖縄の長い歴史の中にはこんな石も存在するんです。

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沖縄県立博物館に展示されているヒスイの原石です。

もちろん翡翠は沖縄で産出しません。

しかし良質な黒曜石やヒスイから作られた石器や勾玉や、滑石製の石鍋が沖縄県内の遺跡から見つかっています。なぜでしょうか。黒曜石や滑石は九州のものであることが、ヒスイは新潟県糸魚川市産のものであることが分かりました。これらの遺物は、遠く離れた地から海を渡って沖縄にやってきたのです。つまり古くから人の交流があったことを黒曜石やヒスイ、滑石製の遺物が教えてくれるのです

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変わったところではこんな石もあります。

これは与那国島の民家に残る現地の砂岩(八重山層群)で作られた巨大な水瓶です。

沖縄の石を語れば尽きませんね‼️

来年も琉球石灰岩を通じて沖縄のお話しをいっぱいみなさんにお伝えしていきたいと思っていますので2025年もよろしくお願い致します🐍🙇

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